敗北者の日経平均先物取引

日本株式、先物で敗北したサラリーマンの米国株での再起物語

米中貿易不安の再燃と逆イールドカーブ

どうも敗北者です。

 

先日の米中首脳会談の記事で私はショートしていたとお伝えしましたが、月曜の爆上げの際に損切をせず-6万の含み損に耐えた結果、+10万以上の爆益になってくれました。

 

実は月曜の高値付近の700sでナンピンしてたのですが、先物ミニs3枚は私の弱小資産ではそこからの上昇に耐えられるものではなく、700sは怖気づいてすぐに利確してしまったのを少し後悔しています。

虎穴に入らずんば虎児を得ずという諺がありますが、今回はまさにそれでした。

まあ下げたのは結果論ですし、逆に更に上げる展開になっていれば致命傷になっていたので仕方ないと割り切っています。

ここで追加Sできるかできないかは、自分の判断をどこまで信じられるかという所だと思うので、トレーダーとしての経験値を積み重ねて、次は値幅をとれるようにしたいです。

 

ちなみに、月曜の寄りでは22700円あった日経平均ですが、火曜のナイトで21575円の安値を付け、1日で1000円以上下落しました。

今日の値動き次第では更なる下落も考えられます。

 

今後の立ち回りを考えるため、今回の下落の原因と個人的な感想を整理したいと思います。

○下落の原因その①「貿易摩擦の不安再燃」

先日の米中首脳会議で貿易摩擦は一時解消されたと市場が判断し月曜に株価がGUしましたが、米中首脳会談での決定事項について、米国と中国との間で認識に相違があるように見られる点、また、今後の中国との交渉役に対中強硬派のライトハイザー氏を責任者として任命された点が大きな不安材料として再度問題視されるようになりました。

 

○下落の原因その②「米国債の逆イールド」

国債には短期と長期がありますが、短期の利回りが長期の利回りを上回ると「長短逆転(逆イールド)」と呼ばれる状態になるそうです。

この逆イールドは景気後退の前兆と言われており、今回米国の3年国債が5年国債を10年ぶりに上回るという事象が発生し、下落を引き起こしました。

ただ、逆イールドになったから景気後退するというわけではなく、逆イールドになるほど中央銀行が金融引き締めを行うから景気後退するという流れなので、今月18日に開催されるFOMC金利引き上げの見送りなどのサプライズがあれば、大きな問題にはならないかもしれません。

 

朝の報道などで考えられる原因は上記の2点ですが、報道で注目されていない部分にも下落の要素があると私は考えております。

 

○私が考える下落の原因その①「英国の合意なき離脱の懸念」

先日英国のブレグジットに関して、EUが離脱条件を承認し合意が得られましたが、合意内容に関して英国国内での反発が大きく、このまま反対派を押し切り無事に離脱できるとは思えません。

今日から英国で議会の議論が始まり、11日に採決が下されるとのことなので、注意が必要です。

 

○私が考える下落の原因その②「ドイツ銀行の破綻」

ドイツ銀行マネーロンダリングにかかわったとのことで家宅捜索が行われており、株価もついに8ユーロを一時割りました。ドイツ銀行の破綻は過去に何度も噂されており、ドイツ銀行の破綻はオオカミ少年的な感じに扱われています。

ドイツ銀行がもし破綻したらリーマンショックの比ではないと言われているので、国が総出を挙げて阻止しにいくと思いますが、一波乱あってもおかしくない水準だと思います。

 

○私が考える下落の原因その③「上げる理由がない」

下落の原因とは少し違いますが、上げる理由があまりないかなと思ってます。

アップルもiphoneが飽和しており、これ以上の売行きは期待でないと言われております。アマゾンの株価も長い目で見れば間違いなく上がると思いますが、伸びしろはもうそこまでないと思います。米国も利上げにより振興株には追い風です。

国内もアベノミクス効果ですでに高い水準にいます。少子高齢化で人口も減っておりますし、GDPもマイナスでした。そんな国に誰が投資するんでしょうか。日銀しかいませんよ。

消費税増税によりさらに厳しい状況になることも懸念されます。

 

とりあえず今週末の雇用統計、来週のブレグジット、SQとイベントが盛りだくさんなので、短期的な値動きに翻弄されることなく冷静に状況を分析して乗り切りたいと思います。